ワインの品質を評価する上で、 ヴィンテージ というものが大きな指標となっているのはご存知の通り。


日照量に降水量、気温や災害の有無など、その一年がどんな天候だったかという事は、ワインの材料となるブドウの出来に大きな影響を及ぼすからです。


そんな中で良いブドウを収穫できたとされる 「当たり年」 は高く評価され、ボルドーをはじめとする銘醸地では特に重視されてきました。


値段の面で見ても、良年産のボルドーワインは目に見えて割高となり、 銘柄によっては平年時と比べて1.5〜2倍以上の価格 をつける事すらあるのです。



今回ご案内するシャトー・サン・レミーは、 2010年ヴィンテージ のボルドーワイン！


前年の2009年から続けてやってきた、 まぎれもなく歴史に残るであろう「大当たり年」 であり、2年連続でこれほどの良年が続くのは、ボルドー史上でも類を見ない 奇跡的な事例 です。


そんな素晴らしい年のボルドーワインを、今回は…



●1290円！ （税抜）



という、非常にリーズナブルな価格でご案内できる事になったんです！



これだけでも魅力はありますが、この価格帯で2010年ヴィンテージのボルドーをもし市場で見つけたとしても、ただのAOCボルドーや、ボルドー・シュペリュールといった広域アペラシオンのものがほとんどのはず。


ところがこのワインのラベルに書かれているのは フロンサック の文字！


フロンサックと言えば、右岸の高級産地として知られるサン・テミリオンの近くに位置していながらも、 比較的安価に入手できるコスパの高さ で知られる産地です。



格付けも存在せず、ボルドーの中でもちょっとマイナーな印象があるフロンサックですが、実は18世紀頃には…



●サン・テミリオンやポムロルなどよりも高く評価されていた銘醸地だったんです！



フィロキセラによってブドウ畑が全滅し、その後は衰退の道を辿ってしまったため、今ではあまり知られていないのですが、近年になってその実力は再度注目を集めるようになりました。


例えば敏腕醸造家ミシェル・ローランが、そのポテンシャルに惚れ込んで自ら所有した シャトー・フォントニル などは、 他の銘醸地に劣らない品質を備えた一流のボルドーワイン として評判を呼んでいる成功例の一つ。


その他にもボルドーワインとして高い品質を誇りながら、価格の抑えられた銘柄が生産されているフロンサックは、広いボルドーの中でも目の離せない産地と言えるでしょう。



ヴィンテージ・産地共に申し分ないシャトー・サン・レミー、さっそく当店スタッフで試飲してみたところ、やはり 事前の期待を裏切らない内容 となっておりました！

■テイスティングコメント 7年近くの時を経ているワインですが、エッジに赤みを帯びたルビー色で、色合いからしてそれほどまでに熟成の要素が見られません。 熟れた果実を思わせる香りを中心にスパイス香も、口に含めば芳醇な果実味が広がり、 当たり年らしいブドウの凝縮感がたっぷりと詰まっている のは嬉しくなっちゃうところ！ アルコール度数はなんと14.5％、それも手伝って全体的な酒質にパワフルさを感じますが、ただの力押しだけで終わるワインではありません。 適度な熟成によりタンニンはこなれてまろやか、メルローらしい口当たりの柔らかさもよく出ており、 上品さと力強さのバランス感が良好な状態 で、この価格で飲めるなら大満足のボルドーワインという感触！ この価格帯でボルドーを選ぶなら、ぜひとも候補に入れて頂きたいオススメの1本です！

歴史的な大当たり年、2010年ヴィンテージのボルドーが1290円！（税抜）

しかもAOCボルドー等でなく、コスパの高さに定評のあるフロンサック！

ブドウの凝縮感による飲み応えと、上品さを絶妙に兼ね備えた状態にスタッフも大満足、フロンサックの高いポテンシャルを感じて頂ける1本だと思います！