今から遡ることおよそ60年前のこと。当時カリフォルニア大学の学生だったイアン・シュラムは、休暇で訪れた日本でミツコという女性と出会い、恋に落ちます。

後にミツコと結婚し、ミツコの影響からワインの道へ進むことを決意したイアン。駆け落ち同然でヨーロッパに渡りワイン造りを学びました。ワイナリーを造るための土地を世界中を旅しながら探し、1984年、カリフォルニア　ナパ・ヴァレーに念願のワイナリーを設立しました。

愛する妻の名を付けた「ミツコズ　ヴィンヤード」は、カーネロスの冷涼な地域にあります。カリフォルニアワインにありがちな強すぎる樽のフレーヴァーや高アルコールになることを避け、果実味がしっかりとしていながらもエレガントな味わいがクロ・ペガスのスタイル。全て自社畑のブドウから造られています。

ミツコズのピノ・ノワールは涼しい深夜から早朝にかけて手摘みされ、低温で丁寧に発酵させられます。冷涼でピノの栽培に適した理想的なテロワールの良さが表現された、ふくよかかつエレガントな味わいです。