2013年ヴィンテージ:
「イ　ヴィーニ　ディ　ヴェロネッリ2017」で3星／92点
「ガンベロ　ロッソ　ヴィーニ　ディタリア2016」で2グラス＊
「ビベンダ2016」で4房

このワインについて

フェニキア人は、紀元前何世紀も前に、アリアーニコをギリシャ（主にエウベア）からイタリアへもたらしました。コタレッラと研究を続け、現在数種類のクローンを使っています。他の産地のアリアーニコは太く重くなるスタイルですが、土壌が石灰質のため丸くエレガントなスタイルとなっています。アリアーニコに適度な酸が必要なので、マセラシオンは長めに行います。30％をフレンチオークのバリック（1年樽）で、70％をステンレスタンクで6ヶ月熟成させ、その後ブレンドして大樽で12ヶ月、さらに瓶で6ヶ月熟成させます。

深みのあるルビーレッド、すみれやプラム、チョコレートやスパイスの香りも感じられます。とてもなめらかで深みのある味わいです。良いワインであるほど、コストパフォーマンスが高くなければならないというノランテの哲学を体現したワインといえます。「コンタド」は、地域の総称です。

生産者について

ディ　マーヨ　ノランテは、モリーゼ州で最も重要な生産者として知られ、イタリアワインのガイドブックには、必ずと言って良い程名前が挙げられています。オーナーのアレッシオは、土着品種を愛していて、アンティークな葡萄品種から、新しい味わい、そして楽しむための食文化に合ったワインを造りたいと考えています。ワインのスタイルは、リッチなのに重苦しくないワイン、ボディがあってもハーモニーが楽しめるワインを目指しています。

イタリアで最も有名なエノロゴであるリッカルド　コタレッラのアドバイスも受け、その品質はますます際立ってきています。

アレッシオの奥さんが自然食品しか食べない人でその奥さんへの配慮からビオに目覚め、オーガニックでのワイン造りを始めました。ラベルに描かれている蛸のような人間は、ギリシャ神話に登場する「セイレーン」です。上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿（後世では魚の姿）をしている海の怪物で、歌声で航海中の人を惑わせたと言われます。