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「ビベンダ2017」で3房 「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2017」で89点 このワインについて ピエモンテ バルベーラ(I-483)よりも品質のよい葡萄で、熟成も進んだものを使っています。エクストラクトの抽出も高く、よりしっかりとした骨格があります。発酵の時間は長く8日間で、アルコール発酵とマロラクティック発酵は同時に行って時間を短縮し、果実味を出しています。500Lのトノー(新樽、1年樽)で1年熟成します。酸が充分あり、コクもあり、見事な仕上がりのワインです。伝統を残しつつ新しいスタイルを取り入れたワインで、樽が効果的に使われ、バランスもとれています。濾過も清澄もしません。2010年から、より果実味を高めるイーストを使い、マロラクティック発酵を促進しています。 生産者について バローロとその周辺に約650haの畑を持ち、ドルチェット、バルベーラ、ネッビオーロ、バローロなどを生産しています。二人のアグロノミスト(農学者)が、畑での作業から収穫時期まで細かく指導しています。エノロゴは若手のダニエーレ ポンツォ(1977年生)です。ダニエーレはアルバの醸造学校を出た後、ジュゼッペ カヴィオラやガヤで経験を積み、2003年テッレ デル バローロに移り、2007年からメインのエノロゴとして働いています。「品質を向上させるために様々な試みをし、またモダンな要素を否定する訳ではないが、出来上がったものをみると伝統的な味筋を守っていることがわかってもらえると思う。」と語ります。ダニエーレは、同じワインを異なる樽に入れ、違いをチェックする樽の研究室を持っています。 樽熟成は、初めに試飲して樽を決め、1年後に試して次にどの樽を使うかを決めるという過程を経て、その後ブレンドしタンクで保存します。「樽の使い分けは画家が色を選ぶようにいろいろ変えるので説明は難しい。」 他には、冷却装置付きタンクや、ミクロ ブラージュ、窒素充填出来る瓶詰めラインなどもあります。大きな組織のメリットは、良い畑、良いワインだけを選んで瓶詰め出来ることで、毎年買った葡萄の30%前後をバルクで売っています。品質を上げるために、畑での選別をより厳しく行い、タンクも葡萄の状態別に管理できるよう小さいものを使用するなど、工夫しています。テッレ デル バローロのポリシーは、毎年クオリティが上がるように努力すること。そして、魅力的な価格で提供したいと考えています。 pick up
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2020年版「Weinwirtschaft」誌でイタリア生産者組合の第1位に選出されたテッレ・デル・バローロ!
ピエモンテを代表する品種、樽の要素と果実味がうまく調和したバルベーラを使用し伝統を残しつつ新しいスタイルを取り入れたワインで、樽が効果的に使われ、バランスも取れています。
しっかりとしていながら、フレッシュな果実味が感じられ、重すぎず、ストレートに美味しさが伝わってきます。酸が充分あり、コクもあり、見事な仕上がりのワインです。