南イタリアの土着ブドウ品種、 アリアニコ をご存知でしょうか。


元々はギリシャから伝来したブドウなのですが、その実はゆっくりと熟していく特長を持っており、その過程でポリフェノールやタンニンを多く生成していきます。


その為アリアニコから造られるワインは、 濃厚で力強く、酸もしっかりとした、長期熟成に耐えうるワイン となるのです。



ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンや、ピエモンテのネッビオーロなどは、その産地の高級ワインに欠かせない品種となっていますが、アリアニコもそれと同じように、 南イタリアを代表する高級ワインの主要品種 として用いられます。


例を挙げればカンパーニャ州の 「タウラージ」 や、バジリカータ州の 「アリアニコ・デル・ヴルトゥレ」 など。


美味しくても価格を抑えたワインの多い南イタリアという土地柄、高級ワインと言っても他産地のようにそこまで価格は高騰しませんが、それでも上記のような銘酒とされるものは、 毎日飲むようなワインとしてはなかなか選びづらい価格帯です・・・。



しかしこのたび、非常に珍しいコストパフォーマンスに優れたアリアニコのワインが入荷して参りました！



その名は ドンナ・マルツィア・アリアニコ、 上記の高級ワインを産み出すカンパーニャとバジリカータ両州に接する、 安旨イタリアワインの聖地・プーリア州 にて生産されるワインです。



生産者の コンティ・ゼッカ は、 「高い品質のブドウを出来るだけリーズナブルに」 生産する事をモットーとしている、プーリア州のイメージにふさわしい生産者、家族経営のワイナリーで、500年以上の歴史を持っている伯爵家です。


家族経営の生産者としては800haに及ぶ広大な自社畑を所有し、その規模はプーリア州で最大級。


自社のブドウで栽培から携われるという強みを活かし、こだわる部分は伝統的で丁寧な手作業を行いつつも、コストカットできるところは積極的に機会を用いた先進技術を融合させるという、 コストパフォーマンスというものを徹底的に突き詰めたワイン造り を行っています。



そんなコンティ・ゼッカが造るドンナ・マルツィアシリーズの中で、2013年に新登場したのが、ここでご紹介する ドンナ・マルツィア・アリアニコ なんです！


日本の市場を見回しても、高級ワインに用いられる高級品種アリアニコのワインで、家飲み価格と言えるまで安いものはほとんどありません。


そんなアリアニコのワインが・・・


たったの1000円ちょっと！


という、驚くべき価格にてご案内ができるんです！



イタリアでこの価格帯の赤ワインというと、どうしても軽いものを思い浮かべてしまいますが、このドンナ・マルツィア・アリアニコは 飲みごたえもバッチリ！


フランス・カオール産のワインのように非常に重い感じではありませんが、その分普段の食事でも肉料理をメインに、シチューやグラタン、ピザなどと、いろいろ合わせて楽しむ事のできるカジュアルワインに仕上がっています。


それにしてもさすが掘り出し物の宝庫プーリア州、 ここからは本当に目が離せません！



タウラージなどの高級ワインを産み出す土着ブドウ、アリアニコ！

プーリア州にて安旨を得意とするワイナリー、コンティ・ゼッカから！

毎日の晩酌候補にも、ぜひ入れて頂きたい完成度のワインです！