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ランブルスコ Lambrusco
赤のスパークリングワインと言えば一番始めに思いつくのが「ランブルスコ」。 数あるイタリアワインの中でも、すっかり日本に定着したランブルスコは、スーパーでもよく見かけます。 値段が手頃で、赤だけど程よい甘みと爽やかな泡があり、ワインが苦手な方でも比較的飲みやすいワインとして人気です。
産地は、イタリアのエミリア・ロマーニャ州で、レッジョ・エミリア県、モデナ県、ボローニャ県の3県にまたがる地域で生産されています。 エミリア・ロマーニャ州は、広大なパダナ平野を有し、ポー川が横断する肥沃な土地です。広大な土地を利用して、ブドウ栽培のみならず穀物、野菜などの農業や畜産業が盛んで、それに伴い肉、乳の加工品も古くから主要産業でした。そんなエミリア・ロマーニャ州の代表食材と言えば、皆さまもご存知「生ハム」と「パルミジャーノ・レッジャーノ」です。
一方ワイン産業においては、肥沃な土地には高品質なワイン造りは向かず、生産性の高いランブルスコが植えられるようになりました。 ランブルスコはタンニンがあまり多くなく、スティルワインにすると味がぼやけてしまいました。なので、あえて発泡性のワインにし、豊かな果実味と爽やかでドライな味わいに仕上げたのが現在のランブルスコです。 また、この地方の郷土料理は油っぽい料理が多く、口の中に残る油分を泡がぬぐい取り、料理を食べやすくさせる、とういう役割もありました。
これらの理由から、エミリア・ロマーニャではランブルスコが食卓で欠かせないワインとなり、現地では食前から食後までずっとランブルスコだけで通す、なんてことも珍しくありません。
「コーラのワイン」と言われた時代から品質の高いランブルスコへ
ランブルスコは「甘い」スパークリングワインと思わている方も多いのではないでしょうか。 しかしランブルスコには「辛口」タイプもあり、現地イタリアではむしろ「辛口」の方が主流なんです。
1970〜80年代、アメリカで爆発的に売れたランブルスコは、ジュースみたいに甘いものだったため「Wine of Coke(コーラのワイン)」「Italian Coke(イタリアン・コーク)」などと呼ばれ販売されました。 当時出回っていたランブルスコの殆どが、甘くて軽くて微発泡なチープなもので、宅配ピザやフライドチキンなどと一緒にコーラ代わりに飲まれていました。 その名残りで、現在でも海外向けに出回るランブルスコの95%が甘口なんだそうですが、実は「辛口」のランブルスコこそ、その真価を発揮するのです。
その味わいは・・・
深紅の艶やかな色調に立ち昇る泡、とろりとした濃厚な果実と程よい渋み。しっかりとした飲みごたえと、きめ細やかで爽やかな発泡が心地いいワインです。一昔前のランブルスコからは想像できない程、上質なランブルスコが今では多く造られています。 そして辛口ランブルスコのもう一つの利点は、飲みごたえと爽快な泡があるところで、どんな料理とも合う「万能性」を持っていることです。
例えば、乾杯の食前酒として、または前菜と合せるなら、ランブルスコはキンキンに冷やし生き生きした泡の爽快感を楽しみ、中盤のパスタを食べる頃には温度がやや落ち着いて果実味が広がった状態を楽しみ、後半のメインディッシュの頃には、泡がなくなりふくよかさとタンニンが際立ったランブルスコを、お肉料理と合わせ楽しむことが出来ます。
この様に1本のワインで何パターンもの味わいが楽しめるランブルスコは、正に「万能ワイン」といえるでしょう。
バリエーション豊かなランブルスコ
ランブルスコとはこの地域で栽培される黒ブドウ品種の名前ですが、いくつかの種類があり、それらが栽培されている地域やブドウの個性により、ワインの味わいは様々です。
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種
語源は土壌が水分をよく吸収することから、イタリア語で「吸収する」の意味を持つソルバーラと呼ばれるようになりました。ソルバーラが栽培される地域はセッキア川とパナーロ川の流域の砂地で、ワインにはデリケートな香りが備わります。やや淡く明るめの色調で、スミレなどの繊細な香り、しっかりとした酸と繊細で調和のとれたエレガントな味わいになり、ランブルスコの中でも高品質なワインが出来るとされています。
ランブルスコ・サラミーノ種
フレッシュな果実香が特徴で、タンニンは多めでボディのしっかりとしたワインになります。またランブルスコの中では最も生産性の高いブドウです。
ランブルスコ・グラスパロッサ種
色調はとにかく濃く、黒みがかった紫色。やわらかなフルーツの香りとしっかりとした酸があり、中程度のボティになります。
ランブルスコ・マエストリ種
パルマ周辺から南イタリアの広い範囲で栽培されていて、辛口もしくはフリッツァンテに使用されます。
ランブルスコ・マラーニ種
レッジョ・エミリア中心に栽培されているブドウです。
ランブルスコ・モンテリッコ種
色が濃く酸もありアマービレ(中甘口)用に使用されることが多いブドウです。
また、ランブルスコ種のDOCは以下の5つがあります。
DOCランブルスコ・ディ・ソルバーラ(1970年認定)
DOCランブルスコ・ディ・サンタ・クローチェ(1970年認定)
DOCランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ(1970年認定)
DOCレッジャーノ(1971年認定)
DOCモデナ(2009年認定)
DOCランブルスコ・ディ・ソルバーラとDOCランブルスコ・ディ・サンタ・クローチェは、ポー川に向かって広がる平野で、土壌は沖積土壌で粘土、砂、小石が混ざります。ワインは色が淡く、フレッシュでエレガントなランブルスコになります。
DOCランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロは、ランブルスコ地域の中では南に位置し、土壌は石灰砂質土壌の丘陵地帯です。ワインは色が濃く、よりフルボディのランブルスコになります。
DOCレッジャーノは、最も生産量が多い地域で、軽い甘口タイプのランブルスコが海外に大量輸出されています。
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レ・グロッテ レッジャーノ・ランブルスコ セッコ(辛口) 赤
Le Grotte Reggiano Lambrusco Rosso Secco スピード出荷
価格
1,045円
(本体価格:950円)
在庫切れ
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ランブルスコ Lambrusco
赤のスパークリングワインと言えば一番始めに思いつくのが「ランブルスコ」。 数あるイタリアワインの中でも、すっかり日本に定着したランブルスコは、スーパーでもよく見かけます。 値段が手頃で、赤だけど程よい甘みと爽やかな泡があり、ワインが苦手な方でも比較的飲みやすいワインとして人気です。産地は、イタリアのエミリア・ロマーニャ州で、レッジョ・エミリア県、モデナ県、ボローニャ県の3県にまたがる地域で生産されています。 エミリア・ロマーニャ州は、広大なパダナ平野を有し、ポー川が横断する肥沃な土地です。広大な土地を利用して、ブドウ栽培のみならず穀物、野菜などの農業や畜産業が盛んで、それに伴い肉、乳の加工品も古くから主要産業でした。そんなエミリア・ロマーニャ州の代表食材と言えば、皆さまもご存知「生ハム」と「パルミジャーノ・レッジャーノ」です。
一方ワイン産業においては、肥沃な土地には高品質なワイン造りは向かず、生産性の高いランブルスコが植えられるようになりました。 ランブルスコはタンニンがあまり多くなく、スティルワインにすると味がぼやけてしまいました。なので、あえて発泡性のワインにし、豊かな果実味と爽やかでドライな味わいに仕上げたのが現在のランブルスコです。 また、この地方の郷土料理は油っぽい料理が多く、口の中に残る油分を泡がぬぐい取り、料理を食べやすくさせる、とういう役割もありました。
これらの理由から、エミリア・ロマーニャではランブルスコが食卓で欠かせないワインとなり、現地では食前から食後までずっとランブルスコだけで通す、なんてことも珍しくありません。
「コーラのワイン」と言われた時代から品質の高いランブルスコへ
ランブルスコは「甘い」スパークリングワインと思わている方も多いのではないでしょうか。 しかしランブルスコには「辛口」タイプもあり、現地イタリアではむしろ「辛口」の方が主流なんです。
1970〜80年代、アメリカで爆発的に売れたランブルスコは、ジュースみたいに甘いものだったため「Wine of Coke(コーラのワイン)」「Italian Coke(イタリアン・コーク)」などと呼ばれ販売されました。 当時出回っていたランブルスコの殆どが、甘くて軽くて微発泡なチープなもので、宅配ピザやフライドチキンなどと一緒にコーラ代わりに飲まれていました。 その名残りで、現在でも海外向けに出回るランブルスコの95%が甘口なんだそうですが、実は「辛口」のランブルスコこそ、その真価を発揮するのです。
その味わいは・・・
深紅の艶やかな色調に立ち昇る泡、とろりとした濃厚な果実と程よい渋み。しっかりとした飲みごたえと、きめ細やかで爽やかな発泡が心地いいワインです。一昔前のランブルスコからは想像できない程、上質なランブルスコが今では多く造られています。 そして辛口ランブルスコのもう一つの利点は、飲みごたえと爽快な泡があるところで、どんな料理とも合う「万能性」を持っていることです。
例えば、乾杯の食前酒として、または前菜と合せるなら、ランブルスコはキンキンに冷やし生き生きした泡の爽快感を楽しみ、中盤のパスタを食べる頃には温度がやや落ち着いて果実味が広がった状態を楽しみ、後半のメインディッシュの頃には、泡がなくなりふくよかさとタンニンが際立ったランブルスコを、お肉料理と合わせ楽しむことが出来ます。
この様に1本のワインで何パターンもの味わいが楽しめるランブルスコは、正に「万能ワイン」といえるでしょう。
バリエーション豊かなランブルスコ
ランブルスコとはこの地域で栽培される黒ブドウ品種の名前ですが、いくつかの種類があり、それらが栽培されている地域やブドウの個性により、ワインの味わいは様々です。
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種
語源は土壌が水分をよく吸収することから、イタリア語で「吸収する」の意味を持つソルバーラと呼ばれるようになりました。ソルバーラが栽培される地域はセッキア川とパナーロ川の流域の砂地で、ワインにはデリケートな香りが備わります。やや淡く明るめの色調で、スミレなどの繊細な香り、しっかりとした酸と繊細で調和のとれたエレガントな味わいになり、ランブルスコの中でも高品質なワインが出来るとされています。ランブルスコ・サラミーノ種
フレッシュな果実香が特徴で、タンニンは多めでボディのしっかりとしたワインになります。またランブルスコの中では最も生産性の高いブドウです。ランブルスコ・グラスパロッサ種
色調はとにかく濃く、黒みがかった紫色。やわらかなフルーツの香りとしっかりとした酸があり、中程度のボティになります。ランブルスコ・マエストリ種
パルマ周辺から南イタリアの広い範囲で栽培されていて、辛口もしくはフリッツァンテに使用されます。ランブルスコ・マラーニ種
レッジョ・エミリア中心に栽培されているブドウです。ランブルスコ・モンテリッコ種
色が濃く酸もありアマービレ(中甘口)用に使用されることが多いブドウです。DOCランブルスコ・ディ・サンタ・クローチェ(1970年認定)
DOCランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ(1970年認定)
DOCレッジャーノ(1971年認定)
DOCモデナ(2009年認定)
DOCランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロは、ランブルスコ地域の中では南に位置し、土壌は石灰砂質土壌の丘陵地帯です。ワインは色が濃く、よりフルボディのランブルスコになります。
DOCレッジャーノは、最も生産量が多い地域で、軽い甘口タイプのランブルスコが海外に大量輸出されています。