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サリチェ・サレンティーノ
Salice Salentino
プーリア州を代表するDOC(統制原産地呼称ワイン)の一つがサリチェ・サレンティーノです。バロック建築都市として観光客も多く訪れるレッチェのノースサイドの町「サリチェ・サレンティーノ」から名前がとられ、このワインに用いられました。建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めたさまざまな芸術活動によって、複雑さや多様性を示すことを特徴とするバロック建築の考え方は、この土地で行われるブドウづくりへも影響を与えています。DOCには1976年に昇格しており、今イタリアで注目を集めているワイン生産地です。
サリチェ・サレンティーノの気候と風土
サリチェ・サレンティーノは、イタリア南部プーリア州のワイン生産地です。イタリア半島はその地形をよく「長靴」に例えられますが、プーリア州はその長靴の「かかと」に位置し、サリチェ・サレンティーノはさらに、そのかかとの「先端」にあたります。
東をアドリア海、南をイオニア海という二つの海に面し、海岸線は800キロメートル以上にわたって伸び、特にアドリア海側の海岸線の美しさは有名です。 気候は地中海性気候で1年を通して気温が高く、夏季は乾燥して雨量が少ないのですが、冬季は雨が多く強い風が吹きます。
栽培されるブドウは、この土地で主にワインに使われるネグロ・アマーロ種が多いです。このぶどうは黒色が深く、強い芳香と渋みがあるのが特徴です。その他には、複数の品種を組み合わせる混醸で使用されるマルヴァジア・ネーラ種などが栽培されています。
サリチェ・サレンティーノを特徴づける「ネグロ・アマーロ」
この地方でのワインづくりは、はるか昔から育てられていたとされているサリチェ・サレンティーノを代表するブドウ「ネグロ・アマーロ」を抜きにして語ることはできません。
ネグロ・アマーロの起源を明確にしめすものはありませんが、南イタリアへやってきた多くのブドウと同じように、おそらくギリシャからもたらされたものと考えられています。
起源の説は二つあり、一つは「ネグロ・アマーロ」という名前の「アマーロ」が「苦い」ことを意味するため、それがブドウ名の元になっているという説です。もう一つの説が、ラテン語で「黒」を表す「niger」と、ギリシャ語で「黒」を表す「mavros」が混ざって変化していった、というものです。
いずれにせよ、イタリアの黒ブドウの中でも高い生産量を誇るブドウとして地位を築き、その昔はカベルネやサンジョヴェーゼなどとブレンドされ、ワインのブレンド種として多く用いられていました。長い時間を経て、サリチェ・サレンティーノのワインの名声を支え続けてきたブドウと言えるでしょう。
サリチェ・サレンティーノのワイン
サリチェ・サレンティーノでは数多くワインがつくられていますが、その中でも赤ワインが有名です。
DOCでは赤ワインをつくる場合、ネグロ・アマーロ種を80%以上用いることが規定として定められています。地域のブドウを85%以上使うことがルール付けられているIGTワインには、ネグロ・アマーロ種を100%用いて仕上げられるワインもありますが、DOCと銘打つものは比較的マルヴァジア・ネーラ種との混醸が多いです。
赤ワインは、ネグロ・アマーロ種の深い黒色と独特の渋みがそのまま表現された、ルビーを思わせる濃厚な赤色を帯びています。ブレンドされたマルヴァジーア・ネーラ種がタンニンを控えめに抑える効果により、酸味と果実味とのバランスの取れた味わいになっているのが特徴です。また、24ヶ月の熟成が必要なリゼルヴァタイプのワインや、シャルドネを原料とした白ワインもつくられています。
白は食前酒やパスタ、魚料理によく用いられ、ロゼと赤は肉料理との相性が一番良いです。特にロゼはそのレベルが高いことで知られ、幅広い料理と一緒に楽しむことができます。
サリチェ・サレンティーノのワインは比較的求めやすい価格なので、日常使いのワインとしても多くのファンを獲得しています。
サリチェ・サレンティーノの主な生産者
1976年に昇格を果たしたサリチェ・サレンティーノDOCでは、レオーネ・デ・カストリスという生産者が大きな役割を担いました。
レオーネ・デ・カストリスは、サリチェ・サレンティーノにプーリア州で最も古いワイナリーを1665年に設立しました。様々な困難を経てオリジナルブランドを立ち上げると、ヨーロッパ各国へワインを次々と送り出し、今やイタリアで最初にロゼワインをボトリングしたワイナリーとしてヨーロッパで好評を博してします。