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価格4,433円(本体価格:4,030円)
当店通常3,861円(税込)のところ 価格3,668円(本体価格:3,335円)
価格3,795円(本体価格:3,450円)
価格2,409円(本体価格:2,190円)
当店通常2,409円(税込)のところ 価格2,289円(本体価格:2,081円)
価格4,532円(本体価格:4,120円)
在庫切れ
価格2,398円(本体価格:2,180円)
価格2,123円(本体価格:1,930円)
当店通常4,433円(税込)のところ 価格4,211円(本体価格:3,829円)
価格7,755円(本体価格:7,050円)
価格4,510円(本体価格:4,100円)
価格2,321円(本体価格:2,110円)
ボーグル・ヴィンヤード
Bogle Vineyards
ボーグル・ヴィンヤードは、その品質の高さとコストパフォーマンスの高さで、アメリカ国内でも人気のカリフォルニアワインです。現在は600ヘクタールもの畑を所有する大ワイナリーですが、ボーグル家を中心とした家族経営である点は、昔から変わりません。環境に配慮した、サスティナブルなワイン造りも特徴的なボーグル・ヴィンヤードを紹介いたします。
家族経営ながら広大なワイナリーを経営
ボーグル・ヴィンヤードは、カリフォルニア州クラークバーグにあるワイナリーです。クラークバーグは、ゴールドラッシュの時に金が発見されたことで賑わったサクラメントから少し離れたところにある小さな村でした。サクラメントに多くの人が集まるようになった結果、近郊のクラークバーグでは、増えたサクラメントの人口に対応するべく、農業が盛んになったのです。
ボーグル家は1800年代から農業を営んできましたが、この土地の土壌がぶどうの栽培に最適かもしれないと思い立ち、1968年になって始めてぶどうの栽培をスタートさせました。
最初のぶどう畑はわずか8ヘクタールと、現在は600ヘクタールものぶどう畑を所有するボーグル・ヴィンヤードからは想像もつかないようなささやかなスタートでした。当初は、収穫したぶどうを他のワイナリーに出荷するだけでしたが、1979年になって自社でのワイン造りが始まりました。現在もメインの畑は発祥の地であるクラークバーグですが、ソーヴィニヨンブランやピノノワール、ジンファンデルについてはカリフォルニアの他の地域の畑で栽培しています。
これだけ大規模なワイナリーですが、基本はワイン造りを始めた当時と変わりません。 クリス・ボーグルから数えて6代目となる兄弟たちを中心にしたファミリービジネスで、良質なワイン造りに取り組んでいます。
環境に配慮したサスティナブルなワイン造り
アメリカの中でも、とりわけカリフォルニアは環境問題に関心が高い地域ですが、その中でもボーグル・ヴィンヤードのワイン造りは徹底しているといえます。
2011年に完成した新しいワイン造りのための設備は、カリフォルニア州のサスティナブルの認証を取っています。これはアメリカ国内においても厳格な認定プロセスに基づいたものですが、エネルギーや環境にやさしく、持続可能(サスティナブル)な設備となっているのが特徴です。水も無駄遣いせず効率的に使用し、もちろん太陽光発電も積極的に取り入れています。
サスティナブルを追求する姿勢は、ぶどうの生産者にまで及んでいます。年間250万ケースの出荷量を誇るボーグルでは、その7割を外部のぶどう生産者からの供給でまかなっているといわれています。ボーグル・ヴィンヤードでは、そういった外部のぶどう生産者にもサスティナブル認証を求めています。
カリフォルニア州のサスティナブル認証は、非常に厳格なプロセスに基づいて実施されており、水や害虫駆除、農業方法などについて、高い基準でクリアすることを求められます。ボーグル・ヴィンヤードでは単に生産者に厳格なルールを課すだけではなく、認定されたぶどう農家には1トンあたり25ドルのボーナスを支給する施策を実施しています。
ボーグル・ヴィンヤードのワインは非常にコストパフォーマンスにすぐれたワインとして、人気ですが、サスティナブル認証にかかるコストは消費者に転嫁することなく、200万ドルもの費用を自社で負担しているのです。
この結果、ボーグル・ヴィンヤードからの要求に応えてカリフォルニアのサスティナブル認証を取得した農家は、2017年末まででなんと92%にも上るというから驚かされます。2018年のビンテージまでには95%を超えるレベルにまで高めていく予定のようですが、最終的にはボーグルのすべてのワインにサスティナブルであることを表す認証シールを貼ることを目標としています。
コストパフォーマンスの高さで高評価
クラークバーグでは、かつては大量生産のワインが数多く造られていたこともあり、安物のイメージをもつ人も、未だにいるようです。しかし、ボーグル・ヴィンヤードではその偏見をものともせず、各ワインコンテストや、各ワイン専門誌などでも高い評価を得ています。特徴的なのは、単に品質の高さだけではなく、バリューフォーマネーである点を評価しているケースが多くみられる点です。
アメリカのワイン専門誌「ワインスペクテイター」では、2005年に世界のトップ20バリューブランに選出され、同じく「ワイン&スピリッツ」誌では2010年にアメリカン・バリュー・ブランズ・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、枚挙にいとまがありません。