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トプノー・メルム
Domaine Taupenot Merme
ドメーヌの名前、トプノー・メルムが示しているように、メルム家とトプノー家の結婚によってこのドメーヌは誕生しましたが、歴史をさかのぼる1405年には、メルム家もトプノー家もこの地でブドウ栽培を行っていました。つまり、このドメーヌには、長い歴史があるのです。
トプノー・メルムの歴史
実際には、トプノー・メルムはデニス・メルムとジャン・トプノーが結婚した1963年に設立されたと言えるでしょう。夫婦はそれぞれのファミリーからブドウ畑を取得しました。デニスは1973年、メルム家から3世代にわたって受け継がれてきた、モレ・サン・ドニにある素晴らしいアルマン・メルムの畑を、ドメーヌ・ペロ・ミノとの間で分割して相続しています。そのブドウ畑では、ドメーヌ・ペロ・ミロのクリストフ・ペロ・ミロと共同で栽培しています。一方、ジャンの父、ルネ・トプノーの1998年の死後、その畑は彼の兄弟のピエールに相続されましたが、2003年にジャンがその畑を取得しています。
現在、ドメーヌは、デニスとジャンの子供たち、兄ロマン・トプノーと、妹ヴィルジニーが中心となって管理、運営しています。
ヴィルジニーは、パリでの学生生活の後、ディジョンで醸造技術者としての資格を取得。また、南アフリカとアメリカでワイン生産の経験を積んだ後、1994年に両親に加わりました。
兄のロマンは、パリのビジネススクールを卒業、金融の世界で生活した後、1998年にドメーヌに戻り、ボーヌで栽培を学び、父ジャンからワイン造りを学び、すべての経験を積みました。2001年からは、ロマンが栽培・製造の責任を担っています。
2001年からは、完全なビオロジックに転換しています。個性的で卓越したテロワールに、新しい世代のワインへの熱い思いが加わり、今やトプノー・メルムは、完全なものとなったといっても過言ではないでしょう。
トプノー・メルムの特徴
トプノー・メルムは、モレ・サン・ドニ村のコート・ド・ニュイの中心部に位置しています。そして、コート・ド・ボーヌやコート・ド・ニュイの20以上のアペラシオンに広がる13haのブドウ畑を持っています。
コート・ド・ボーヌのブドウ畑は、オークセイ・デュレス、オークセイ・デュレス・プルミエ・クリュと、サン・ロマンです。コート・ド・ニュイのブドウ畑は、共同で相続したアルマン・メルムの他、その後取得されたジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ、ロマンとヴィルジニーの代になって買い足されたニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・プリュリエがあります。
いずれもが、エリアを代表するブドウ畑であり、とりわけ日当たりに恵まれた、卓越して、個性的なテロワールです。
ブドウの平均樹齢は35年で、60年を超える木もあります。2001年からブドウ栽培はビオロジックに完全に転換されました。収穫はすべて手摘みで行われ、ロマネ・コンティやアンリ・ジャイエと同じ選果台を導入し、厳しく選果が行われ、すべて除梗されます。その後、温度管理ができるタンクで12〜13℃で冷却し、天然酵母のみを使って2〜3週間醸造されます。新樽比率は、ヴィラージュとプルミエ・クリュで20〜30%、グラン・クリュで約40%に抑えられています。
ロマンがワイン造りに参画するまでは、トプノー・メルムのワインスタイルは、クラシックで重厚なものでしたが、ロマンによって、新世代のスタイルに一新されました。
トプノー・メルムの評価
2001年に導入されたビオロジックによるブドウ栽培、厳しい選果を可能にする選果台の導入や、天然酵母だけの醸造など、あらゆる段階におけるたゆまない努力によって、今や、トプノー・メルムは、モレ・サン・ドニのカリスマと目されるようになっています。
各ワイン雑誌でも高評価を得ています。たとえば、「ル・クラスマン」誌は、トプノー・メルムを評して、「隠れたおススメ品」とコメント。また、「メイユール・ド・ヴァン・ド・フランス」誌は、「気難しい愛好家を納得させるほどのワイン」と絶賛しています。
トプノー・メルムを新世代のスタイルに華麗に変身させることができたロマンは、自らのことを、「テロワリスト」と呼びます。テロワリストとは、テロワールの人、つまりテロワールを重視したワイン造りを行う人を指します。幾世代にもわたって、トプノー・メルムのワインを個性豊かなものにしてきた数々のテロワールの個性を知り尽くし、生かし切っているという自負が言わしめる言葉でしょう。
歴史に裏打ちされたテロワールをいかんなく表現し、なおかつ繊細でエレガントなワインを目指しているトプノー・メルムのワインは、ワイン雑誌が「恐るべきコストパフォーマンス」とほめたたえるのもわかる気がします。