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プロセッコ Prosecco
イタリアのスパークリングワイン産地は北イタリアに集中しており、ロンバルディア州のフランチャコルタ、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のトレント、ヴェネト州のプロセッコ、エミリア・ロマーニャ州のランブルスコとバラエティ豊かです。 特にプロセッコの人気は近年目覚ましく、アメリカやイギリスをはじめ世界的な需要の高まりから生産量が爆発的に増え続けています。その数なんと3億本強!!この数はスパークリング界の絶対的王者だったシャンパーニュをも上回る数で、今後もさらに増える見込みです。
このプロセッコの最大の魅力は、フレッシュな果実感で肩肘張らずに楽しく飲める「気軽さ」にあります。 現地イタリアでは、レストランやバールで飲む際の「とりあえずの一杯」は「プロセッコ」と言っても過言ではないくらい、イタリア人にとって日常のお酒なのです。
プロセッコの生産地は広大で、ヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の殆ど全ての地域で生産が許されています。 またスプマンテ(スパークリング)の他に、フリッツァンテ(弱発泡)、スティル(非発泡)ワインも認められています。昔はブドウを乾燥させて糖度を高め甘口ワインにしたり、瓶詰め後スパーゴと呼ばれる紐で口の部分を結び地中埋め、お祝いの時などに掘り起こして飲まれていたそうです。 現在は、密閉タンクを使い、短い期間二次発酵を行うスプマンテが主流です。これによりブドウ本来のフルーツのアロマが残り、フレッシュな味わいに仕上がるのです。
品質の向上と細分化が進むプロセッコ
広大な面積で大量に生産されているプロセッコですが、プロセッコ地域内でも特に上質なプロセッコを造るエリアはDOCGに認めてられています。
DOCGコネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコ
この産地はヴェネト州北部に位置し、ピアーヴェ川の北側にあたる丘陵地帯です。栽培面積は5000ha程で、その中に300以上のブドウ栽培農家が存在しているため、畑はかなり細かく分かれています。味わいは、丘陵地帯らしくシャープな酸とミネラルをもったプロセッコになります。 特にヴァルドッビアーデネにあるカルティッツェの丘で造られるプロセッコは「プロセッコのグラン・クリュ」と呼ばれていて、そのエリアに限り「スペリオーレ・ディ・カルティッツェ」と追記することができます。しかしその生産量はわずか2%程で価格も通常のプロセッコの3倍以上するようです。
DOCGコッリ・アゾラーニ
トレヴィーゾの北側に位置する標高100〜450メートルの地域です。プロセッコの他にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローで造られた赤ワインや、ピノ・グリージョやリースリングで造られた白ワインも生産されていますが、このうちプロセッコのみが2010年、DOCGに認められることになりました。 この地域は石灰を多く含む泥炭質土壌で、ミネラル分も多く、上質なブドウが育つエリアとして古くから知られていました。 ここで造られるプロセッコは、リンゴや梨などの果実の香りが豊かで、味わいにも十分な果実味と余韻に心地よい苦味を残します。
さらに、近年ではエリアの違いだけでなく新しい製法を試みる生産者も増えていて、シャンパーニュの様に瓶内二次発酵で造った上質な味わいのプロセッコや、「コル・フォンド(シュール・リー)」と呼ばれる瓶の底にオリを残しそのまま売られる極辛口のプロセッコなど、数は少ないですが市場に出回るようになりました。
ブドウ品種がプロセッコからグレラに改名された裏事情
プロセッコの主要品種は「グレラ種」ですが、グレラ種は元々「プロセッコ種」と呼ばれていて、「産地名」と「ブドウ名」が一緒でした。
しかし名前が一緒なことが原因で、ある問題が発生してしまいました。 昔からプロセッコを造っていたヴェネト州だけでなく、他の州でプロセッコ種を栽培しても、品種名として「プロセッコ」とラベルに表記することが出来たのです。
当時から人気があったプロセッコは、それに便乗しようとシチリアなどの他の州でプロセッコが栽培され、生産者たちは「プロセッコ」と表記し販売するようになりました。 法律上は問題ないため規制することが出来ず、購入者に誤解を招く事態となりました。 これに困ったヴェネト州のプロセッコ生産者たちは、苦肉の策として品種名を「グレラ種」に変更し、「プロセッコ」の名前を他の地域で使用出来ないようにしたのです。
ちなみに「グレラ」の名前の由来は、この品種の起源がフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州トリエステ県のプロセッコと呼ばれる町にあり、そこではこのブドウのことを「グレラ」と呼んでいたからだそうです。
さぁ、みんなでプロセッキアーモ!!
現在では様々なタイプのプロセッコが誕生していますが、やはり一番人気なのは果実味豊かでチャーミングなタイプのプロセッコです。 1980年代には、ミラノを中心とした北イタリアで大ブレイクし、その後南のローマにまで広がりました。 このプロセッコブームを裏付けるかのように、「プロセッコを飲みに行こう!」という友達への誘い文句に「プロセッキアーモ!」という言葉が生まれました。
現在プロセッコが世界的なブームとはいえ、日本ではシャンパーニュやカバの方が圧倒的に有名で、プロセッコの魅力はまだまだ周知されていないのが現状です。しかし喜ばしい果実感とフレッシュで爽快な泡のプロセッコは、誰もが好きになる親しみやすさと気軽さをもったワインであり、今後日本でもブレイクすること間違い無しの注目ワインなんです!
数年後には日本でも、「プロセッキアーモ」と言って出かける人たちの風景が見られるかもしれません。
プロセッコの代表的な生産者
ミオネット(Mionetto)
カルペネ・マルヴォルティ(Carpene Malvolti)
ビゾール(Bisol)
ヴァルド(Valdo)
イル・コッレ(Il Colle)
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2
3
サンテロ プロセッコ・スプマンテ エクストラ・ドライ NV 白
Prosecco Extra Dry / Santero スピード出荷
価格
1,507円
(本体価格:1,370円)
在庫切れ
プロセッコ トレヴィーゾ エクストラ・ドライ ラグジュアリー・コレクション NV ミオネット 白
Prosecco Treviso Extra Dry / Mionetto スピード出荷
価格
2,189円
(本体価格:1,990円)
在庫切れ
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2
3
プロセッコ Prosecco
イタリアのスパークリングワイン産地は北イタリアに集中しており、ロンバルディア州のフランチャコルタ、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のトレント、ヴェネト州のプロセッコ、エミリア・ロマーニャ州のランブルスコとバラエティ豊かです。 特にプロセッコの人気は近年目覚ましく、アメリカやイギリスをはじめ世界的な需要の高まりから生産量が爆発的に増え続けています。その数なんと3億本強!!この数はスパークリング界の絶対的王者だったシャンパーニュをも上回る数で、今後もさらに増える見込みです。このプロセッコの最大の魅力は、フレッシュな果実感で肩肘張らずに楽しく飲める「気軽さ」にあります。 現地イタリアでは、レストランやバールで飲む際の「とりあえずの一杯」は「プロセッコ」と言っても過言ではないくらい、イタリア人にとって日常のお酒なのです。
プロセッコの生産地は広大で、ヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の殆ど全ての地域で生産が許されています。 またスプマンテ(スパークリング)の他に、フリッツァンテ(弱発泡)、スティル(非発泡)ワインも認められています。昔はブドウを乾燥させて糖度を高め甘口ワインにしたり、瓶詰め後スパーゴと呼ばれる紐で口の部分を結び地中埋め、お祝いの時などに掘り起こして飲まれていたそうです。 現在は、密閉タンクを使い、短い期間二次発酵を行うスプマンテが主流です。これによりブドウ本来のフルーツのアロマが残り、フレッシュな味わいに仕上がるのです。
品質の向上と細分化が進むプロセッコ
広大な面積で大量に生産されているプロセッコですが、プロセッコ地域内でも特に上質なプロセッコを造るエリアはDOCGに認めてられています。
DOCGコネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコ
この産地はヴェネト州北部に位置し、ピアーヴェ川の北側にあたる丘陵地帯です。栽培面積は5000ha程で、その中に300以上のブドウ栽培農家が存在しているため、畑はかなり細かく分かれています。味わいは、丘陵地帯らしくシャープな酸とミネラルをもったプロセッコになります。 特にヴァルドッビアーデネにあるカルティッツェの丘で造られるプロセッコは「プロセッコのグラン・クリュ」と呼ばれていて、そのエリアに限り「スペリオーレ・ディ・カルティッツェ」と追記することができます。しかしその生産量はわずか2%程で価格も通常のプロセッコの3倍以上するようです。DOCGコッリ・アゾラーニ
トレヴィーゾの北側に位置する標高100〜450メートルの地域です。プロセッコの他にカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローで造られた赤ワインや、ピノ・グリージョやリースリングで造られた白ワインも生産されていますが、このうちプロセッコのみが2010年、DOCGに認められることになりました。 この地域は石灰を多く含む泥炭質土壌で、ミネラル分も多く、上質なブドウが育つエリアとして古くから知られていました。 ここで造られるプロセッコは、リンゴや梨などの果実の香りが豊かで、味わいにも十分な果実味と余韻に心地よい苦味を残します。ブドウ品種がプロセッコからグレラに改名された裏事情
プロセッコの主要品種は「グレラ種」ですが、グレラ種は元々「プロセッコ種」と呼ばれていて、「産地名」と「ブドウ名」が一緒でした。
しかし名前が一緒なことが原因で、ある問題が発生してしまいました。 昔からプロセッコを造っていたヴェネト州だけでなく、他の州でプロセッコ種を栽培しても、品種名として「プロセッコ」とラベルに表記することが出来たのです。
当時から人気があったプロセッコは、それに便乗しようとシチリアなどの他の州でプロセッコが栽培され、生産者たちは「プロセッコ」と表記し販売するようになりました。 法律上は問題ないため規制することが出来ず、購入者に誤解を招く事態となりました。 これに困ったヴェネト州のプロセッコ生産者たちは、苦肉の策として品種名を「グレラ種」に変更し、「プロセッコ」の名前を他の地域で使用出来ないようにしたのです。
ちなみに「グレラ」の名前の由来は、この品種の起源がフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州トリエステ県のプロセッコと呼ばれる町にあり、そこではこのブドウのことを「グレラ」と呼んでいたからだそうです。
さぁ、みんなでプロセッキアーモ!!
現在では様々なタイプのプロセッコが誕生していますが、やはり一番人気なのは果実味豊かでチャーミングなタイプのプロセッコです。 1980年代には、ミラノを中心とした北イタリアで大ブレイクし、その後南のローマにまで広がりました。 このプロセッコブームを裏付けるかのように、「プロセッコを飲みに行こう!」という友達への誘い文句に「プロセッキアーモ!」という言葉が生まれました。
現在プロセッコが世界的なブームとはいえ、日本ではシャンパーニュやカバの方が圧倒的に有名で、プロセッコの魅力はまだまだ周知されていないのが現状です。しかし喜ばしい果実感とフレッシュで爽快な泡のプロセッコは、誰もが好きになる親しみやすさと気軽さをもったワインであり、今後日本でもブレイクすること間違い無しの注目ワインなんです!
数年後には日本でも、「プロセッキアーモ」と言って出かける人たちの風景が見られるかもしれません。
プロセッコの代表的な生産者
ミオネット(Mionetto)
カルペネ・マルヴォルティ(Carpene Malvolti)
ビゾール(Bisol)
ヴァルド(Valdo)
イル・コッレ(Il Colle)