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商品番号 W-BD17062725
価格25,190円(本体価格:22,900円)
[229ポイント進呈 ]
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2009年、2010年とパーカーポイント100点満点の評価を得る快挙
このワインについて
生産者について
2009年、2010年とパーカーポイント100点満点の評価を得る快挙
このワインについて
世界的に影響力のあるワイン専門誌、ワインスペクテーター誌においては「ポンテ・カネのクオリティは格付け5級をすでに超えている」「ボルドー左岸において、アルフレッド・テスロン氏はこの10年間において最も注目すべき大転換を行ってきた一人である」などと格付け1級シャトー同等、もしくはそれ以上の評価をしています。同じく世界的に影響力のあるワイン専門誌、ワインアドヴォゲイト誌において2009年、2010年と2年連続してパーカーポイント100点満点の評価を得る快挙。これは、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・モンローズ、そしてこのシャトー・ポンテ・カネだけです。
また、ロバート・パーカー氏はボルドー格付け1級に匹敵する20シャトーを選出。シャトー・ピション・ラランドやシャトー・コス・デストゥルネルなどのいわゆるスーパーセカンドとならびこのシャトー・ポンテ・カネも選出されています。
生産者について
18世紀初頭、当時フランスのメドックの知事であったジャン・フランソワ・ポンテ氏がシャトーを興し複数のシャトーを所有することが全ての始まりです。その後、19世紀になりポンテ家は“カネ”と呼ばれる区画を購入したことからシャトー・ポンテ・カネが始まります。シャトーとして高い評価を得ながらも、1855年にナポレオン三世によって制定され、現在でも公式なものとして認められているメドック格付けにおいては、その実力からは低い評価とも思える5級に格付けに甘んじてしまいました。これは制定された当時、シャトーは荒廃していたためと言われています。
1860年代になり時の当主、マダム・ポンテがワイン商ヘルマン・クルーズ氏にポンテ・カネを売却します。巨万の財力を保持していたクルーズ家はシャトーに惜しげもなく財を投資し品質向上を図りました。
格付け当時荒廃さえしていなければ、2級もしくは3級に格付けされていたというポテンシャルもあり、世間からの評判もうなぎ上り、フランス国鉄のパリ〜コートダジュール間における寝台車のレストランでもサービスされていました。
しかし、ポイヤックの他のシャトーとは考え方が違い、シャトーで瓶詰めを行わず、またヴィンテージ表記もないまま販売されていました。そして1972年、クルーズ家はぶどうの出来があまりにも悪かったものを、南フランスのワインと混ぜ、ポンテ・カネなど複数の当時所有していたシャトーのエチケットで販売していたことが発覚、信頼は失墜してしまうのです。
これらで得ていた利益は時のフランス首相ジャック・シャバン・デマルス氏への政治献金に使用されていました。失墜した信頼はすぐに回復することはなく、クルーズ家は当時所有していた、ローザン・セグラ、ディッサン、ジスクールをも売却することになりました。
ポンテ・カネも同様に1975年、娘婿でコニャックにて財を築いていた、ギー・テスロン氏に売却されました。テスロン家は大規模な投資を行い、メドックでは珍しい地下セラーや貯蔵庫の改修を行い、1982年にはセカンドワインを登場させることによりぶどう選別を厳しく行うなど、改革を行ってきました。そして1994年以降、ワインの品質が飛躍的向上、その投資が身を結ぶことになりました。
現在は息子のアルフレッド・テスロン氏の主導となり2004年からは格付けシャトーではいち早くビオディナミ農法を導入、2010年にはビオディヴァン、エコセールの両認証を得ている格付け唯一のシャトーとなりました。