紀元前2000年頃から既にワイン造りが発展していたという イスラエル、 近年その品質が大きな注目を集めています。


特に100〜200万年前の火山性土壌が広がる ゴラン高原 は、水はけの良い土壌に涼しい気候という自然条件に加え、計画的な造園による灌漑設備も行き届いており、 ワイン用ブドウの栽培に非常に適した環境 です。


様々な標高の位置に素晴らしい畑が点在しているのですが、標高差を緯度に換算すると800kmにも及び、フランスの最北部から最南部ほどの違いとなります。


その為ゴラン高原では、地中海性気候に属する小さな土地でありながらも、 多様なブドウ品種を栽培する事が可能 となっています。



ゴラン・ハイツ・ワイナリー は、このゴラン高原の小さな街カツリンで誕生しました。


1983年の設立という比較的若いワイナリーですが、伝統的な醸造法を用いつつ 最先端の科学技術による徹底した管理 が奏功し、そのワインは数々の賞を受賞するなど国際的にその高い品質が認められています。


例えば畑に情報収集基地を張り巡らし、気象の変化やブドウの出来具合などのデータを緻密に収集。


また醸造所内でも、最先端の圧搾・圧縮・ポンプなどの設備や、コンピューター制御によるステンレスタンクを導入しています。



このゴラン・ハイツ・ワイナリーから今回は、 ヤルデン・ブラン・ド・ブラン をドラジェでご案内、


シャルドネ100％で造られる瓶内二次発酵方式 のスパークリングワインです。


このシャルドネはゴラン高原の中でも北部、900m〜1200mという標高の高いエリアで造られているのですが、この地域は イスラエルのブドウ栽培地の中で最も冷涼な気候。


ブドウは房ごとにプレスし、口抜き前に少なくとも5年は酵母と共に熟成されます。

【テイスティングコメント】 レモンとフローラルの特徴がライムと青リンゴに引き立てられ、ミネラルの特徴をまろやかにし、ほのかに焼いたバゲットが加わります。 ほのかにクリーミーな特徴を感じる、快活で味わい豊か、複雑なスパークリングワインです。 味のしっかりした前菜や、サーモンの燻製に川魚のムニエル、野生のキノコのタルトなどによく合います。

ゴラン・ハイツ・ワイナリーはイスラエルのワイナリーとして初めて 、ワイン・スペクテーターの年間TOP100（2008年度） に選出されました。


ワインの品質はもちろんの事ながら、瓶やコルク、ラベルに至るまで徹底的にこだわっており、ランプの描かれたデザインのラベルは、きっとイスラエルワインを語る話の種に花を添えてくれる事と思います。


世界的に認められつつあるイスラエルのワイン、その筆頭ワイナリーであるゴラン・ハイツ・ワイナリーの、ハイクラスのエレガンスが味わえるスパークリングワインです！