オストムは、シャンパーニュ地方でのシャルドネの聖地コート・デ・ブランのグランクリュ・シュイイ村に本拠地を構えるネゴシアン。

シャンパーニュの持続可能農業認証と、環境価値重視認証を取得し、自然に優しいワインを造る生産者として知られています。

海底で熟成させたユニークなキュヴェを造るなど、精力的に活動を行っており、2017年にはJeunes Talents du Champagneという才能ある若いワインメーカーを決定するコンクールのシャルドネ部門で、トップに輝いた注目すべきネゴシアンです。

このオストムは、35年以上熟成したヴィンテージ物。外観は濃い黄金色。泡立ちはよく、持続的に立ち昇ります。

優しいアカシアの蜜、コンポートした洋ナシや白桃。芳醇なブリウォッシュのアロマとヘーゼルナッツやシェリーを思わせる熟成香。複雑で長い熟成により開花した華やかなアロマを放っています。

泡は液中に溶け込んでいてクリーミーな口当たりで、ボディを下支えする伸びやかな酸味は、余韻まで長く続き優美です。余韻も長く、アフターにはコクと旨味を感じる、非常に状態良好な熟成シャンパーニュです。