1976年、アメリカ建国200周年を記念して行われた伝説のワインイベント「パリ・テイスティング」 。当時全く無名であったカリフォルニアワインと、今も当時も一流と知られているフランスワインを、ブラインドで対決する内容でした。

フランスワインの圧倒的勝利と思われたこの対決、ふたを開けてみるとなんと赤も白もカリフォルニアワインが1位となる驚きの結果が待っていました。そして、ルフレーヴのムルソーなどを差し置いて白ワイン部門1位となったのが、このシャトー・モンテレーナ・シャルドネ でした。

この結果を受け、世界的にカリフォルニアワインの評価が一気に向上。今でこそニューワールドワインは世界でも高く評価されていますが、この出来事がワイン界におけるその後の世界の構図を変えたと言っても過言ではありません。



シャトー・モンテレーナのシャルドネは、カリフォルニアで樽熟＆濃厚タイプが主流となる流れに乗らず、現在も昔ながらのスタイルを貫くシャトー 。MLFは行わず、ステンレスタンクにて発酵。新樽は15%以下に抑え、ブドウ本来の味わいを大切にしています。

また石造りの館、見事な庭園とともに、灌漑設備のない古樹が連なる風景も有名。このシャトーを訪れた人々は誰もが心を奪われます。