クロ・ぺガスは1984年にナパ・ヴァレーに設立されたワイナリーです。オーナーはイアン・シュレム氏。そして奥様は日本人のミツコさんです。

二人は日本で出会い恋に落ちますが、ミツコさんのご両親に結婚を認めてもらえず、ヨーロッパに駆け落ち。

日本にいる間、出版業界で成功を遂げたヤン・シュレム氏ですが、ワイン好きのミツコさんの影響でワインに興味を持ち、ボルドー大学でワインについて学び、後、カリフォルニアでワイン造りを始める事を決意します。

さらにカリフォルニアワイン造りの先駆者である、ロシア人醸造家のアンドレ・チェリチェフ氏のアドバイスもあり、「クロ・ぺガス・ワイナリー」を設立。素晴らしいワインを生み出し続けています。

さらに2006年、小泉元首相がアメリカを訪れ、ブッシュ大統領とホワイトハウスにて会談を行った際の公式晩餐会。そこで乾杯のワインとしてクロ・ペガスのミツコズ・ヴィンヤード・シャルドネが採用された程、カリフォルニアを代表するワイナリーです。

クロ・ペガスのワインは、樽の強いフレーヴァーや高いアルコール、凝縮しすぎたフレーヴァーを避け、十分な果実味がありながらもエレガントな｢クロ・ペガス・スタイル｣。

妻ミツコさんの名前を付けた「ミツコズ・ヴィンヤード」は冷涼なカーネロスに位置し、エレガントなワインを生み出します。

2018年のメルロは、プラムやリコリスのアロマが感じられます。フルボディで深みを持ち、ブラック・カラントやプラムのフレーバーが口に広がり、バランスのとれたフレッシュ感溢れる酸と細かなタンニンが、長い後味へと繋がっていきます。