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商品番号 W-BD18042112
価格200,772円(本体価格:182,520円)
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ワインの王者に君臨し続けているムートン・ロートシルト
このワインについて
生産者について
ワインの王者に君臨し続けているムートン・ロートシルト
このワインについて
ムートン・ロートシルトが2級から1級へ格上げされた時のオーナーであったバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドは、ワイン史に多大な影響を与えたことで知られています。まず、伝統的に行われていた中間業者による瓶詰を廃止し、今では一般的に行われているシャトーでの元詰めを始めました。その結果、独自の味を確立させ、ワインの品質も飛躍的に向上したと言われています。
また、ブドウが不作の年に、「ムートン・カデ」という廉価版を売り出したことも、彼の偉業の1つとして知られています。この「ムートン・カデ」が一大ヒット商品となり、それまでムートン・ロートシルトは高価で手が届かなかった庶民でも、手軽にその雰囲気や味わいを楽しめるようになったのです。
他にも、カリフォルニアなど他地域とのコラボレーションによりワイン造りを成功させたりと、フィリップ・ド・ロスチャイルドはその多彩なアイディアにより、様々な改革を成し遂げてきました。そのようなチャレンジ精神が今日に至るまで脈々と受け継がれ、ムートン・ロートシルトはワインの王者に君臨し続けています。
生産者について
1853年にイギリスの実業家ロスチャイルド(ロートシルト)家がシャトー・ブラン・ムートンを買収したことで誕生したシャトー・ムートン・ロートシルト。メドックの格付けの中で、二級から一級に格上げされた唯一のシャトーです。メドックの格付けとは、1855年のパリ万国博覧会の際に、ナポレオン3世の命令を受けてボルドー市の商工会議所により作成されたものです。メドック地区にある60の銘柄が、当時確立されていた生産者の名声やワインの取引価格によって、第1級から第5級まで評価されました。
1853年にイギリスの大実業家であるロスチャイルド(フランス語読みでロートシルト)家が買収したシャトー・ムートン・ロートシルトは、第1級に格付けされたシャトー・ラフィット・ロートシルトと似通った価格で取引されていたにも関わらず、第2級に格付けされてしまいました。その理由として、オーナー(ロスチャイルド家)がフランス人ではなかたったからという説もありますが、プライドをひどく傷つけられたロスチャイルド家は、「されど我はムートンなり」と言い放ったと言われています。
その後、醸造技術や熟成方法など様々な改良を重ね、メドック格付け制定から118年後にあたる1973年、ついにシャトー・ムートン・ロートシルトは悲願であった1級への昇格が認められました。実に4世代にもわたる努力がようやく実を結んだのです。
この時のオーナー、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの名句は、「されどムートンは変わらず」。時代を超えて続けてきたひたむきな努力と、1級に格付けされたことに甘んじることなく今後も最高のワインを生み出していこうという覚悟が、この一言から読み取ることができるでしょう。