「ガンベロ　ロッソ　ヴィーニ　ディタリア2016」で赤2グラス
「イ　ヴィーニ　ディ　ヴェロネッリ2016」で3星／91点

このワインについて

この古い葡萄品種は、ローマ帝政時代のコルメッラや他の農学者によると、紀元前200年から栽培されています。「アペ」は蜜蜂という意味で、蜂が葡萄に吸い寄せられることから名付けました。畑は標高200mで、砂と粘土土壌です。40％畑で樹に付けたまま乾燥させ水分が減った葡萄を使用。その中から良いものをセレクトします。ボトリティスは必要ないので取り除きます。

葡萄は冷たい部屋でコールドマセラシオンさせます。香りを増すために少しプレスします。温度管理の下、ゆっくりと発酵させます。マロラクティック発酵は樽で行ないます。1年タンクで、6ヶ月ボトルで熟成させます。

輝きのある僅かに琥珀色のある柔らかな黄金色で、メロン、アプリコット、エニシダ、蜂蜜等の香り、とろっとした舌触りがあります。スペシャルボトルに詰めています。アレッシオのおすすめは、熟成したチーズやパテ、シガーと合わせることです。

生産者について

ディ　マーヨ　ノランテは、モリーゼ州で最も重要な生産者として知られ、イタリアワインのガイドブックには、必ずと言って良い程名前が挙げられています。オーナーのアレッシオは、土着品種を愛していて、アンティークな葡萄品種から、新しい味わい、そして楽しむための食文化に合ったワインを造りたいと考えています。ワインのスタイルは、リッチなのに重苦しくないワイン、ボディがあってもハーモニーが楽しめるワインを目指しています。

イタリアで最も有名なエノロゴであるリッカルド　コタレッラのアドバイスも受け、その品質はますます際立ってきています。

アレッシオの奥さんが自然食品しか食べない人でその奥さんへの配慮からビオに目覚め、オーガニックでのワイン造りを始めました。ラベルに描かれている蛸のような人間は、ギリシャ神話に登場する「セイレーン」です。上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿（後世では魚の姿）をしている海の怪物で、歌声で航海中の人を惑わせたと言われます。