2015年ヴィンテージ：Gambero Rosso (ガンベロロッソ) ★★2つ星
2015年ヴィンテージ： James Suckling 92点

このワインについて

ややオレンジがかった明るいチェリーレッド。カシスやイチゴなどの果実香に、クローブや微かなナツメグのスパイス香があり、スミレやタバコのニュアンスが複雑性を与えている。生き生きとした酸味と中庸なタンニンのあるワイン。滑らかでとてもバランスの良い味わいがあり、複雑な余韻を楽しめる。

グレーヴェ・イン・キアンティにある自社畑産葡萄100%使用。畑は標高300m付近の斜面に広がり昼夜の寒暖差が大きく良質な葡萄栽培に適している。10月上旬に手摘みで収穫。収量は約50hl/ha。

ステンレスタンクにて28℃で醗酵。醸し期間は約12日間。30hl〜50hlのスラヴォニアンオーク樽で12ヶ月樽熟成。最低3ヶ月瓶熟成した後に出荷。

ボロネーズ(ミートソース)、Tボーンステーキ、地鶏むね肉のロースト、焼肉、ポルチーニのパスタと良く合います。

生産者について

キャンティ・クラシコ地域を代表する、歴史と権威あるワイナリー。

テヌータ・ディ・ノッツォーレは、キャンティ・クラシコ地域を代表するワイナリーで、その起源は13世紀にまで遡ります。同ワイナリー所有の葡萄園は、その当時から高品質のワインを造るとの評価が高く、古い文献にもその評判についての記述が見られます。1971年にトスカーナの名門フォロナリ家の所有となり、畑や醸造設備への投資によって、さらなる品質向上を遂げ、同社のワインやオリーブオイルは、イタリア国内のみならず、アメリカをはじめとする海外市場においても高く評価されるようになりました。

キャンティ・クラシコの他に、シャルドネ100%で造られる「レ・ブルニケ」や、有名ワインガイドなどで評価が高い、カベルネ・ソーヴィニヨン100%で造られるスーパートスカーナ「イル・パレート」があります。イル・パレートは、ノッツォーレの領地内にある広大な地中海松の森を開墾した畑に、ベストマッチなカベルネ・ソーヴィニヨンを植えることにより、独特の骨格と個性を発揮するワインとなっています。また、フォロナリ家では、ノッツォーレ以外にもスーパートスカーナ「イル・ボルゴ」や、ボルゲリに新たに開墾した「カンポ・アルマーレ」など今後が楽しみなワインを造り出しています。