ブルゴーニュの中でも、力強く威厳のあるワインを生み出す銘醸地、 ジュヴレ・シャンベルタン。


そんなジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を構え、小規模ながら高く評価される名産者による、 掘り出し物のACブルゴーニュが入荷いたしました のでご紹介します！



ご案内するのは、ジョセフ・ロティの 「ブルゴーニュ　キュヴェ・ド・プレソニエール」


ジョセフ・ロティは、1817年創業の歴史あるドメーヌ。古くから続く家系で、その歴史の深さから有する畑も古木が非常に多く、それだけでも遺産的価値があると言われるほどです。


昔ながらの古典的な醸造法を大事にし、長期熟成型のワインを多く作り出しています。


現在は12代目のピエール・ジャン・ロティが当主を努めますが、2004年以降はD.R.C.と同じ選果台を導入するなどしてさらに品質が向上。グラン・クリュからACブルゴーニュまで、クオリティが一気に底上げされました。


その素晴らしいワインの出来栄えにより、



●ロバート・パーカーからは４ツ星評価！



そのほか、マット・クレイマー氏からは「どのワインもさがす価値があり、いかにも澄んだ、素敵な味わいで高い水準を守っている」


サトクリフ女史からは「果実味に満ち溢れ、ほとんどポートワインのような凝縮度をもつ」


と、数々の専門家から高く評価されています。


そんな、評論家たちも絶賛するジョセフ・ロティのこちらのワイン。実は ただのACブルゴーニュではない のです。『プレソニエール』という畑名は、かつての所有者であるソニエ家に由来しているのですが、実はこの畑…



●1994年までジュヴレ・シャンベルタンとして出荷していた畑！！



法改正により現在はACブルゴーニュとして販売していますが、平均樹齢45〜70年以上の古木のブドウをすべて手摘み収穫し丁寧に醸した、単なるACブル・ピノとは一線を画すワインなのです。


そして、今回入荷したのはプレソニエールの 2018年ヴィンテージ 。2018年の前半は雨が多く、夏には猛暑もあり気温が24度を下回らない日も続いたということで、病気に悩まされた生産者も多いと言いますが、 ジョセフ・ロティに限って言えば2018年は良年 と言えます。


現当主ピエール・ジャン・ロティは2018年の自身のワインについて、


「とにかくぎっしりと詰まったブドウが穫れた。発酵前のジュースからも、どれだけ凝縮していたかひと目で分かるほどだ。翌年の2019年産よりも2018年のほうが凝縮していて、 1969年に相当するような偉大なヴィンテージになる可能性が高い 」 とコメントしています！


元ジュヴレ畑の、しかもたっぷり果実味凝縮したヴィンテージと聞けば、そのお味が気になって仕方がありません…！早速、試飲してみました！

〜テイスティングコメント〜 グラスに注いだ瞬間に分かるほど、非常に濃密な深いルビーの色調。ベリーの香りと、スミレやバラのような香りが華やかに広がります。ほのかに鉄や鉱物のようなニュアンスと土、樽由来の風味も感じられ、様々な要素が絡み合い非常に複雑でリッチ。口に含めばきめ細かいタンニンと旨味、果実の凝縮した甘味がぶわっと一気に広がります。 ACブルゴーニュの域を超えた驚きのクオリティです…！

テイスティングの際に、このワインが元ジュヴレ・シャンベルタンの畑ということを知らなかったスタッフは、なんて濃厚で旨みたっぷりのブル・ピノなんだろう…！とうっとりしていました。後から畑の由来を聞いて納得！やはり元ジュヴレ畑は伊達じゃない！





しなやかで強靭、しっかりとした骨格のもつポテンシャルの高さは、翌日、翌々日に真価を発揮しました。2日目以降もまったくダレることなく、ふくよかに花開く香りと徐々に帯びてくるまろみ、様々な表情の変化を楽しめます。


今飲んでも十分に美味しいですし、もう少し寝かせて変化を楽しむのも良さそうです！


さらにこのプレソニエールは、 年産わずか6000本という希少品！


そんな、ジュヴレ・シャンベルタンの片鱗を楽しめてしまうこちらのワイン。ACブルゴーニュとして考えるとやや高価な部類に入りますが、元ジュヴレ・シャンベルタン畑の区画のブドウを100％使ってこの品質ということを考えると、


4000円台前半という価格はむしろ安すぎるくらいの一品です！


ブルゴーニュ愛好家はもちろん、村名ブルゴーニュはちょっと手が出ない…と敬遠していた方にもぜひ試していただきたい逸品です！



元ジュヴレ・シャンベルタンの区画のブドウで造られた、圧倒的格上のブルゴーニュ・ピノ・ノワール！

専門家の高評価も頷ける、満足度◎のブルゴーニュ・ルージュの枠を大きく超えた傑作です！