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アイ村に位置する優秀なRM生産者が造るピノ・ノワール主体のシャンパーニュ このワインについて 100%グランクリュ・アイのピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。平均樹齢35〜40年のヴィエイユ・ヴィーニュ。2〜3年間ビン熟成。ドザージュは9g/l。生産者について アイ村にて1876年よりぶどう栽培を営む名門の家系で、グランクリュ・アイに4ha、いずれもアイの東側に近接するプルミエクリュであるマルイユ・シュル・アイに0.6ha、ミュティニーに0.3ha、アヴネ・ヴァル・ドールに0.3haの畑を所有しています。4代目のアンドレ・ロジェによるRM設立(1968年)以降も、引き続き「ボランジェ」など大手メゾンへのぶどうやバルクワインの販売を主業としてきましたが、1987年、5代目当主ジャン・ポル・ロジェの継承によって、一世紀に及んだ歴史は転換の時を迎えました。 「シャンパーニュの頂点と言われるアイに、先祖が残してくれた素晴らしい古樹畑を持っている。我が手で、理想の「アイのシャンパン」を造ってみたい」。 厳格なリュット・レゾネ栽培への転換からはじめた彼は、その後20年もの歳月をかけて、醸造の最適解の研究およびそれに伴う設備の刷新に取り組みながら、少しずつ自社ビン詰めを拡大していきました。そして、「キュヴェ」(一番搾り果汁)のみの使用や区画ごとのきめ細やかな醸造といった解の確立によって、「アイのシャンパンとは何か」の答えが作品に宿った2006年、世界に向けて発売が開始されました。(尚、「ブラン・ド・ブラン」にのみマルイユ・シュル・アイのシャルドネを50%使用していますが、他のすべての作品はアイ100%です。所有する残り2つのプルミエクリュのぶどうは、すべて大手メゾンに売却しています)。 「アイのシャンパン」とは、「調和、円熟」であると言われます。味わいの個性が先鋭化されたシャンパンをお求めの方には、もの足りなく思われるかもしれません。しかし、「美味しいお料理と一緒に美味しいシャンパンを飲んで、至福の時を過ごしたい」と思われる方にとっては、きっと、「アイのシャンパン」こそが最適解のひとつです。アイが「別格の存在」としてフランスの歴史に燦然と輝き続ける理由も、ここにあります。 |
シャンパーニュ地方の3つの地区にあるグランクリュのなかでも、別格と称される「アイ村」で130年続くブドウ栽培家アンドレ・ロジェ。
代々、自家瓶詰はせずにボランジェにブドウを供給してきましたが、2006年から自身のキュヴェをリリースすると、あっという間に人気メゾンとなりました。
一番のこだわりは、アイ村ブドウ100%で造ること。
アイ村のブドウは非常に高価で、大手メゾンにほとんどが売られたり栽培されたりしていて、アイ村というテロワールがわからないものも多く出回っています。
しかしアンドレ・ロジェのシャンパーニュは、アイ村のテロワールと、造り手の真摯な努力により、特にアイ村の特徴が出ているシャンパーニュとなっています。
ふくよかでクリーミー、酸とミネラルが骨格をつくり、非常に上品な仕上がりとなった、極上シャンパーニュです。