この長期熟成された、最高峰のブルグイユを造るのは、400年もの長い歴史を持つドメーヌ・ド・ラ・シュヴァルニー。14代に渡り、ワイン造りを行ってきた、ブルグイユを代表する、カベルネ・フランのエキスパートともいえる生産者です。


代々伝わるのは、ぶどう畑そのものだけでありません。それぞれの畑や区画の持つ、独自の特徴や個性、またその違いを表現するための知識も受け継がれています。


所有する33ヘクタールのぶどう畑では、カベルネ・フランだけを栽培。2000年代前半から本格的な有機栽培へ転換し、2012年にはデメテール認証も取得しました。可能な限り人の手を介入させないワイン造りを行っています。


また、ドメーヌの地下には、かつては採石場だったテュフォー（白亜質の石灰岩）の素晴らしいカーヴがあり、今も熟成庫として使用しています。


このワインは、その名の通り、長期熟成のポテンシャルを持つ、このドメーヌのトップキュヴェ。400Lと500Lのオーク樽で6か月熟成した後、濾過せずに瓶詰、数年間ボトルのまま熟成させてからリリースします。


バラの花びらやリコリス、湿った森の香り、スモークのニュアンスなど、熟成による様々な香りの要素が、複雑にしっとりと絡み合います。


一口飲んで、これは極上のワインだとわかる、長期熟成したカベルネ・フランの魅力が詰まった、貴重な蔵出しワインです。