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フィサン Fixin
フィサンは、マルサネが昇格するまでコート・ドール最北端のAC村でした。ディジョン市から南へ13キロメートルのところに位置し、南隣には有名なジュヴレ・シャンベルタン村があります。フィサンのアペラシオンは、フィサン村全域のほかに、南隣のブロション村の一部もフィサンの名で生産できます。ヴィラージュワインのほかフィサンには12のプルミエ・クリュがあり、またこのアペラシオンの生産範囲のワインはコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(COTE DE NUITS VILLAGES)を名乗ることもできます。
畑の斜面は東と南東向きで、標高は270〜400メートル、表土は小石の混ざった褐色の石灰岩土壌です。ワインの生産量の97%は赤ワインで、白ワインの生産はほんの僅かとなります。ワインの質は隣のジュヴレ・シャンベルタンに似ており、深い色調で薫り高く、タンニンのしっかりした力強いタイプとなります。
フィサンの歴史
5世紀後半まで続いたローマの支配によるガロ・ロマン時代までフィサンの歴史は遡り、その時代にすでに集落がありました。村の目印として10世紀に建てられたサン・マルタン協会、サン・アントワンヌ教会の2つがあります。それぞれ歴史的建造物に指定されているとても古い教会で、1860年にフィサンとフィセイ(Fixey)という隣りあう2つの村が、フィサンの名称で併合されたため、村に2つの教会があります。
ブドウの栽培については、11世紀頃に教会が畑を所有し、ワイン造りが発達していました。ナポレオンが愛飲したシャンベルタンの村が近い為、この村にはナポレオン博物館があり、フランソワ・リュードによる「目覚めるナポレオン像」が展示されています。また博物館の横に広がるブドウ畑には、「クロ・ナポレオン」という区画の1級畑があります。
フィサンの主な1級畑
フィサンには合計21ヘクタールの1級畑があります。主な1級畑は下記となります。
クロ・ド・ラ・ペリエール(Clos de la Perriere)6.7ヘクタール
ペリエールはフランス語で採石場を意味し、採石場があったことが名前の由来です。フィサン村のほか隣のブロション村の一部(1.62ヘクタール)に、この1級畑は含まれます。ジョリエ家(Joliet)が1853年から単独所有している畑です。クロ・ナポレオン(Clos Napoleon)1.83ヘクタール
1830年頃からこの村でワインを作ってきたジュラン家の単独所有畑。かつてオー・シュゾーと呼ばれていた。シトー派の僧侶による開墾を起源に持つこの畑は、1850年頃ナポレオン1世の名により石垣が築かれ、ナポレオン軍の指揮官であったクロード・ノワゾによりクロ・ナポレオンの名前がつけられました。軍役を退いた後、クロード・ノワゾは余生をフィサンの地で過ごしナポレオンの思い出を称え、ディジョン出身の彫刻家フランソワ・リュードにナポレオンの像を依頼しています。レ・エルヴレ(Les Hervelets)4.32ヘクタール
レ・エルヴレはレ・ザルヴレ(Les Arvelets)の名前で売られることがある。その名前はどちらも「耕された地面」と言う意味の古い言葉からきているので、あわせて1つの畑だと考えられている。クロ・デュ・シャピトル(Clos du Chapitre)4.79ヘクタール
クロ・ド・ラ・ペリエールは石垣で隔てられている畑。現在ドメーヌ・ギ&イヴァン・デュフルールの単独所有だが、広い畑なので一部はネゴシアンにも販売している。フィサンの主な生産者
ドメーヌ・ベルトー(Berthaut)
19世紀の終わりから続くドメーヌ。ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続しフィサンを中心に畑を拡大。現当主のアメリー・ベルトー氏はドゥニの息子で、母方であるフランソワ・ジェルベからも一部の畑を相続しました。ドメーヌ・ピエール・ジュラン(Pierre GELIN)
1926年の創設。早い時期からアメリカへの輸出を行っている。「クロ・ナポレオン」はモノポル(単独所有)であり、フィサンでもっとも名高いワイン。平均樹齢50年以上で、年産10,000本。ドメーヌ・ジョリエ(Joliet)
ジョリエ家(Joliet)が1853年から単独所有している「クロ・ド・ラ・ペリエール」の畑からは、若木から造られるACフィサン、赤のクロ・ド・ラ・ペリエールと白ワインとなる。