フランス東部のサヴォワ地区は、イタリア・スイスと国境を接する山の多い地域。栽培面積は広くない産地ですが、多様な品種を栽培・産出する魅力溢れる地域です。

そのサヴォワで1966年、苗木屋業からワイン生産者へ転じ家族経営で事業を開始したヴィアレ家。1984年にボーヌでワイン造りを学んだ次男フィリップ氏が事業に加わり、1985年「メゾン・フィリップ・ヴィアレ」を設立しました。

地産地消の傾向が強く、海外輸出は5％ほどと少ないサヴォワのワイン。そんなサヴォワワインの魅力を広めるべく、現在フィリップ・ヴィアレは多くのドメーヌを手にし事業を拡大、生産・製造・物流まで徹底した管理を行い、地域農業活性のための活動もしています。

現在8つの地域で生産が認められているクレマンですが、その中でもクレマン・ド・サヴォワは8番目に誕生した一番新しい地域。2015年9月にAOCとして認められました。サヴォワを代表する品種、ジャケール、アルテスが主体になります。

フィリップ・ヴィアレのクレマン・ド・サヴォワは、ジャケールを55％、アルテスを20％使用。葡萄は全て手摘みで収穫し、瓶内二次発酵による繊細できめ細かな泡が立ち上ります。

雪模様のラベルデザインでも表現されているように、繊細でピュアな味わいが魅力。ドライな口当たりと後味のフルーティーさのバランスが良いクレマン・ド・サヴォワです！