エミーリア・ロマーニャ州 は、イタリア北部に位置する東西に長い州。


地理的に交通の要衝として、また学問・芸術の都として古くから栄えてきたこの地は、様々な文化が入り混じってきた地域であり、その影響もあってか食文化も多様に彩られています。


アドリア海からは豊富な魚介類、畑からは小麦などの大地の恵み、そして世界に知られる 畜産業 の盛んな地域。


サッカーでも有名な都市パルマの、パルマハム、パルミジャーノ・レッジャーノなどをはじめ、 食通たちが憧れるグルメの州 でもあり、それに併せてワインも発展を遂げてきました。



このような食文化の大きな土台があって、1987年には イタリアワイン初のDOCG認定となった白ワイン が誕生！


アルバーナ・ディ・ロマーニャ、 現在でも同州唯一のDOCG認定ワインです。


エミーリア・ロマーニャ州の名産ブドウでもある アルバーナ は、酸味が高く糖分を多く含み、白ブドウながらタンニンを多く含みます。


この品種で造られるアルバーナ・ディ・ロマーニャは、甘口・辛口等様々なタイプがあるものの 全体的にしっかりとした味わい が特徴、地元の人々だけでなく、世界中の食通を唸らせるポテンシャルを持っています。



今回ドラジェでご案内するのは、アルバーナ・ディ・ロマーニャの辛口タイプ。


上記の通り 歴史と格式ある白ワインながらも、1000円ちょっとで買えてしまう という、お手頃アルバーナ・ディ・ロマーニャなのです！



このワインを造っているのは、 グルッポ・チェヴィコ というエミーリア・ロマーニャ州最大規模の協同組合。


1963年に設立されて以降、イタリアでも有数の生産量を誇る、品質と価格のバランスに優れたワイナリーとしてその名を上げてきました。

【アルバーナ・ディ・ロマーニャのテイスティングコメント】 淡いオレンジが少し入った黄色に、バナナをはじめ、白い花、りんご、洋梨など様々な香り。 熟したフルーツの味わいが豊かで、程よい軽快な酸と、ミネラルのバランスが取れた味わいです。

有名なピエモンテ、トスカーナといった代表産地だけでなく、近年人気の高まっているイタリア各州のワイン、ドラジェでは お値打ちな掘り出し物 を多く発掘してきましたが、このワインもそうしたうちの1本と言えると思います。


非常にリーズナブルなお値段ながらも、しっかりした味わいが楽しめるこの白ワイン、普段楽しむデイリーワインにも最適の1本です！