ロベール・シリュグは、1960年に創業した非常に小規模な生産者で、ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を構えます。

化学薬品を使用しない害虫対策や、人為的・化学的な介入を厳しく制限するなど地球環境に配慮した高品質なワインを生み出しています。

スタッフには女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れていて、ブドウ収穫も40人もの人員を動員し、全て手作業で行うなどのこだわりを持っています。

近年は昔ながらの醸造手法に切り替えることで成功しており、ブドウ本来のポテンシャルを活かした、純粋でエレガントな果実味あふれるスタイルを見事に表現しています。

飛躍的な品質の向上と味わいが高く評価され、今後目の離せない造り手として注目を集めています。

そんな注目の生産者が手掛けるこちらのワイン。シャンボール・ミュジニー村は、ロベール・シリュグの本拠地ヴォーヌ・ロマネ村に比べ石灰岩を多く含む土壌により、繊細でやわらかく、ミネラル感を持ったワインが多く造られます。

レ・モンビーは、シャンボール・ミュジニー村の中でも国道Ｄ974の西側に面したごく小さな畑ですが、シャンボールらしい繊細さとフィネスのあるワインに仕上がっています。また、30％〜40％全房発酵を導入したことにより、濃密で凝縮した果実味としっかりとした旨味も感じられます。

生産量は年間わずか1700本ほど。村名クラスと侮れない、希少なワインです。