ニコラ・ポテルのボンヌ・マール、貴重な2005年！





父が残したプス・ドールを引き継ぐ道を選ばず、自身の手でワイナリーを設立し、短期間にブルゴーニュで大躍進を遂げた ニコラ・ポテル。


しかしその大切なメゾンさえも、惜しげもなく売却してしまうという破天荒な生産者です。


手放したメゾンの名は現在もニコラ・ポテルのまま、しかし本人は別のネゴシアンを運営しており、 「ニコラ・ポテルじゃないメゾンにニコラ・ポテルがいる」 という少々ややこしい状況となっています…。



■まだ本人が在籍していた頃の偉大なヴィンテージ！






今回のボンヌ・マールは2005年、 ブルゴーニュの大当たり年として知られる偉大なヴィンテージ です。


ご本人がメゾン・ニコラ・ポテルを退職したのは2008年の事なので、このワインは彼がまだ在籍していた頃の作品。


元よりグラン・クリュの中でも人気の高いボンヌ・マール、ブルゴーニュ愛好家にとっては垂涎の、 まぎれもなく貴重なワイン ですね！



■ワイン誌の評価と他のグラン・クリュ






このワインがリリースされて間もない2007年頃、海外のワイン誌では 「信じられないほどに素晴らしいワイン」 で、まだ若いため少し荒々しいと評されており、そのポテンシャルが高く評価されています。


ニコラ・ポテルによる同じ2005年ヴィンテージのグラン・クリュでは、シャンベルタンとロマネ・サン・ヴィヴァンが、アドヴォケイト97〜98点という高得点を獲得。


アドヴォケイトでボンヌ・マールはテイスティングされなかったようですが、天才肌のニコラ・ポテル本人がいた頃の良年特級畑、 ブルゴーニュ好きを満足させるだけのクオリティがある事に間違いはないでしょう！