フランスの ラングドック地方 は、今や安旨ワインがザクザク出現するお宝ワインの宝庫となっていますが、スペイン国境に近い リムー という地域はその中で異質の産地。


地中海やピレネー山脈などから様々なの影響を受け気候は冷涼、そこからはラングドックの他の地域では、 なかなか見られないタイプのワイン が産まれます。


例えばブルゴーニュのように涼しいワイン産地で育ったブドウは、エレガントで上品、活き活きとした酸を持っていますが、冷涼なリムーもまたそのように、 洗練された印象を受けるワンランク上のワイン を造る事ができるんです。



そしてリムーは、フランスにおける スパークリングワインの発祥の地 であるという事をご存知でしょうか。


その歴史は発泡ワインの代名詞であるシャンパーニュ地方よりも古く、なんと 1500年代 に偶然の発見によってスパークリングワインが誕生したと言われており、誰もが名前を知る ドン・ペリニヨンもこの地に製法を学びにやってきた のだとか。



他には無い伝統の歴史を持ち、ワイン製造に最適な条件が揃ったリムー。


ここで造られる瓶内二次発酵のスパークリングワインは、コスパの高さでお馴染みのフランス産スパーク 「クレマン・ド・リムー」 と、はるか昔より伝わる伝統的な製法を用いて造られる 「ブランケット・ド・リムー」 があります。


今回はクレマン・ド・リムーに特化し高い評価を受ける、 ドメーヌ・マルティノル のご紹介です！



ドメーヌ・マルティノルは創業の1973年より、最高品質のブドウを求めて努力を重ね、品質向上のための投資を惜しまず、確かな名声を築いていました。


2011年になると、日本の安旨ワイン・ラヴァーもきっと一度は飲んだ事のあるであろう、コスパの高いワインを大量に産み出してきた敏腕 ジャン・クロード・マス氏 が、その畑に惚れ込みこのドメーヌを購入。


経験豊かなスタッフと自社畑はそのままに、更なる高みを目指して飛躍を遂げる事となったのでした。



高い実力に最強の醸造家を迎えたこのドメーヌ、今回ご案内するクレマン 「プリマ・ペルラ・ロゼ」 は、クレマン・ド・リムーを得意とするここの看板商品です。


このスパークリングワインには 3つのブドウ品種 をブレンドすることで造られますが、メインとなる シャルドネ は、冷涼なリムーの気候で最高のポテンシャルを発揮する品種、豊かで複雑なアロマとボディをもたらします。


そして補助品種の一つ シュナン・ブラン により、高品質なスパークリングワインに欠かせない活き活きとした果実味が産まれ、もう一つの ピノ・ノワール は余韻の長さと味わいにエッセンスを与えてくれます。


この絶妙なブレンドと、規定より長い15ヶ月の瓶内熟成を経たプリマ・ペルラ・ロゼ、2012年にはクレマンのコンクールで金賞を受賞するなど、その評価は専門家からも高いものとなっています。



ラングドックの中でも異質な高品質産地リムーより！

ドメーヌ・マルティノルとジャン・クロード・マスのタッグによる、洗練された味わいのクレマン・ド・リムー！

鮮やかなピンクで洗練された味わい、アペリティフにもいいですが、カルパッチョなどの魚介を使った料理にも相性良好です！