傑作のクレマン・ド・ロワール が入荷して参りました！


トゥーレーヌ地区の中心都市・トゥールに程近く、世界遺産の城を有するアゼ・ル・リドーという地域の生産者、 シャトー・ド・ロレ のご紹介です！



このシャトーはロワールにあるものの、1973年からシャンパーニュの ドゥーツ が所有し、ブドウ畑の整備やシャトーの修復などに手をかけ、クレマン・ド・ロワールを造ってきたという経歴があります。


ドゥーツと言えば、あの マドンナが楽屋で愛飲していた！ という話もあり、 世界中の超一流レストランでセレブの舌を唸らせてきた偉大なメゾン！


2002年になるとドゥーツの所有から離れてしまうのですが、 30年近くも伝承されてきたドゥーツによる発泡ワインの技巧 は、その後もこのシャトーにしっかりと受け継がれたようです。



現在シャトー・ド・ロレを所有しているのは、これまたシャンパーニュ出身の女性醸造家である マリエル・アンリオン。


ポメリー や ボランジェ といった錚々たるメゾンで修行を積んできた人物ですが、このシャトーのポテンシャルに惚れこみ、ドゥーツに代わってクレマンの生産を始めました。


「このテロワールとシュナン・ブランの組み合わせなら、もっと質の高いクレマンを造る事ができるはず！」


彼女はシャトー・ド・ロレのクレマンを試飲した際、こう確信したそうです。



マリエルがクレマンの生産で重点を置いているのは、 恵まれたテロワールの表現 と、 シュナン・ブランという品種の純粋な表現。


彼女はシャトーを取得した後、下記のような数々の改革を行います。



●化学肥料や薬品の使用を抑えるリュット・レゾネ栽培への転換

●SO2を少なくする為、酸素とワインの接触を徹底して避ける設備の新設

●ドサージュ（リキュールの添加）を少なくする為、糖度の高いブドウを得るべく収穫時期をできるだけ遅くする



こうした工夫の末、完成したクレマン・ド・ロワールは高い評判を呼びました。


ワシントンポスト紙 で 「おすすめスパークリング」 として取り上げられたり、日本でもリアルワインガイド誌で「旨安大賞」を獲得しています！



このシャトー・ド・ロレより当店に入荷してきたのは、クレマン・ド・ロワールで定められた熟成期間12ヶ月を、 24ヶ月まで延長し複雑味を増した逸品！


蜜リンゴを思わせるリッチな果実味が、細やかな酸とミネラルに支えられたふくよかな味わい、なおかつ長期熟成による複雑味が備わった、泡好きの方もきっとご満足頂ける味わいとなっています。



さらにこのクレマンにはもう一つ特徴があり、 瓶内のガス圧が5.8気圧 という、下手なシャンパーニュを上回ってしまうような、高い発泡性を備えているんです！


この強力なガス圧によって、グラスに注いだ後もきめ細かい泡は長く持続し、ストッパーがきちんと合ったものであれば、 ボトルに半分残して翌日へ持ち越したとしても、泡持ち十分の状態をキープしてくれます！


たくさんの生産者が存在し、生産量も多いクレマン・ド・ロワールですが、ここまで 個性的でハイレベル はなかなか無いと思いますよ！



ドゥーツが近年まで所有していた、クレマンに特化するロワールのシャトー！

テロワールとブドウの個性をピュアに表現、長期熟成による複雑味と高いガス圧！

非常に内容の濃いオススメのスパークリングです！！