17世紀に建てられた城館シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェは、ナポレオン帝政期には当時ボーヌ市長が所有し城館を修復。1950年代からはブドウ栽培や詩人でもあったロラン・テヴナンによって、シャトーのワインは名声を得ました。


その後、金融機関の所有となり、2002年に現シャトーの支配人として抜擢されたのがヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユの長男、エティエンヌ・ド・モンティーユです。


エティエンヌはブドウ畑をビオディナミに転換、ワインの質を劇的に向上させ、傾きかけていたシャトーの名声をみごとに復活させました。 そして2012年にとうとう、ド・モンティーユ家がオーナーの金融機関からこの歴史あるシャトーを購入することが出来たのです。


特級シュヴァリエ・モンラッシェの畑から造られたワインは非常にミネラリーで、酸とエネルギーに満ち溢れ、 新樽をほとんど使用しない事で自然な味わいを重視しています。


グレープフルーツなどの柑橘系果実のさわやかな香りに、バターやナッツ、ハチミツのような濃厚なニュアンス、 しっかりとしたミネラルがワインを引き締め、全てを包み込んでくれるような、エレガントな余韻がいつまでも続く、歴史、名声に恥じない ワインとなっています。